合成葉酸と天然のベルタ葉酸の違い

合成葉酸と天然のベルタ葉酸の違い

葉酸はたくさんの食品に含まれていますが、妊婦さんはともかく、そもそも意識して摂取することって普段はあまりないように思えますよね。
葉酸も私たちに必要な栄養素の一種。よく知っておくと良いかもしれませんよ。

 

葉酸って一体何なの?

 

葉酸というのは、ビタミンB郡の一種であり、水に溶けやすいとされている水溶性ビタミンです。体内の重要なものを2つ生成する働きを持っています。

 

まずは、DNAを作る働き、DNAは細胞の核の中に存在し、遺伝子を作ることを目的とした物質です。特に赤ちゃんを身ごもった時などは、赤ちゃんが細胞分裂を繰り返して成長するので多くのDNAが合成されます。

 

そして血液、葉酸はビタミンB12と共に働くことで、体内の血液を生成するといった役割も持っています。貧血になりやすい方や、貧血になりやすい時期などは、この葉酸が欠かせなくなってくることが良くわかりますね。

 

このように、葉酸は私達の身体にさまざまな影響を与え、なくてはならない存在なのです。

 

天然のベルタ葉酸ってどういったものなの?

 

天然葉酸は、ポリグルタミン酸型と呼ばれており、ほとんどが食品に含まれている葉酸のことを指します。

 

葉酸がいくつか組み合わさった形状になっており、この組み合わさった葉酸をバラバラにしないと吸収することができません。なので、壊れてしまうことも少なくなく、摂取した量の50%ほどしか吸収できないと言われています。

 

また、水溶性であるために熱や光にめっぽう弱く、調理過程によって成分が失われてしまうことも少なくないんだとか。ちなみに、食材を茹でた際に成分が失われる確率は60%にもなるらしいですよ。

 

天然葉酸だけで、妊婦が必要としている葉酸の量を補うのは困難だと言われているくらいなので、多くの葉酸を望むのであれば天然葉酸は向いていないかもしれませんね。

 

合成葉酸とは?

 

合成葉酸は、モノグルタミン酸型と呼ばれています。身体が葉酸をしっかりと吸収できるようにと、人工的に開発された葉酸です。

 

サプリメントに多く使用されている葉酸はこのモノグルタミン酸型であり、消化や吸収時で壊れることはありません。

 

葉酸を多く必要としている人に推奨されるのは、天然の葉酸ではなく、この合成葉酸であり、その理由は天然葉酸と比較すると明らか。体内吸収率は85%となっています。
こちらは調理する必要のないものに配合されていることがほとんどなので、熱などで分解される心配もないですよ。

 

天然のベルタ葉酸より合成葉酸の方が良いの?

 

これらを見る限り、天然葉酸より断然合成葉酸の方が良いように見え、天然葉酸にこだわる必要がないように思いますよね。でも、実はそうでもないんですよ。

 

合成葉酸は吸収率が高いということをお話しましたが、吸収率が高いと起こりえる症状というと、過剰摂取ですよね。過剰摂取は栄養が偏ってしまう原因となるので、バランスが損なわれることで逆効果となってしまうことも。

 

葉酸を過剰摂取すると前立腺ガンになると指摘している専門家もいるそうで、これは合成葉酸の大きなデメリットと言えそうです。

 

また、胎児のアトピー発症率が上昇してしまうとも言われているみたいですよ。これらには科学的根拠は無く、かもしれないという話ですが、それでもやはり気になってしまいますよね。

 

このように、合成葉酸にも天然葉酸には無いデメリットがあるようなのです。これを知ってしまうと、どちらの葉酸が良いとは一概には言えないですね。

 

天然のベルタ葉酸で摂取するか、合成葉酸で摂取するかとても悩みどころですよね。どちらもメリットとデメリットが存在するので、どちらが良いとは言えません。

 

普段は天然のベルタ葉酸を摂取して、妊娠中の人や、貧血になりやすい人なら合成葉酸を取り入れるなど、その時の状況や自分に合った摂取方法を見つけたり、調理過程などを工夫することによって、効率良く摂取することができると良いかもしれませんね。